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May 19, 2023

イラク北部の石油輸出がトルコ交渉で行き詰まっている

ロンドン、4月14日(ロイター) - (この4月14日の記事は、パラグラフ6の「石油に関することは何でも」ではなく「石油の流通再開に関することは何でも」と書き直された)

イラク北部からトルコのジェイハン港への石油輸出は、アンカラが無許可輸出に対してバグダッドに賠償義務を負っているとの仲裁訴訟の判決からほぼ3週間にわたり停止したままである。

国際商業会議所(ICC)による3月23日の仲裁判決は、2014年から2018年までのクルディスタン地域政府(KRG)による無許可輸出に対し、トルコに対しバグダッドに15億ドルの損害賠償を支払うよう命じた。

これに応じてトルコは日量45万バレルの輸出を停止した。 関係者によると、同社は、不正フローを再開する前に、支払い交渉を行い、2018年以来の不正フローに関する2回目の仲裁訴訟を解決したいと考えているという。

パイプライン事業者はまだ送水再開の指示を受けていない、と輸出に詳しい関係者が金曜日、匿名を条件にロイターに語った。

他の関係筋2人はロイターに対し、バグダッドはまだトルコに対しパイプラインの再開を要請していると語った。

KRGの海外メディア担当責任者ローク・ガフリ氏は、「石油の流通再開に関することは現在、バグダッドとトルコの手に委ねられており、双方が原油流通再開の合意に達する必要がある」と述べた。

別の関係筋がロイターに語ったところによると、トルコはイラクへの損害賠償として命じられた15億ドルに関する直接交渉を求めている。

イラク国有市場会社SOMOは、KRG天然資源省との輸出入再開に不可欠ないくつかの技術的問題の最終決定を待っているとイラク石油当局者2人がロイターに語った。

バグダッドのイラク連邦政府とKRGは4月4日、輸送再開を期待する暫定協定に署名した。

日量37万5000バレルの輸出、ブレント原油に対するKRGの歴史的な割引、20日間の停止に基づくロイターの計算によると、KRGの停止による収入損失は約5億5000万ドルに上る。

トルコのエネルギー省とイラク石油省はコメントの要請に応じなかった。

裁判所に提出された文書によると、イラクはまた、米国連邦裁判所に対し、トルコに対する仲裁判断の執行を申し立てた。

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